【雑記】 良いお年を?
もう今年も終わろうとしている。町のあちこちで「良いお年を!」という挨拶が飛び交う時節になった。
昨日ある先輩僧侶と立ち話をして別れようとした時、「良いお年を!と人は言うけれど、良い悪いの分別はいかがなものかと言う人があった」と言われるので、ちょうど年末だったこともあり、「じゃあ、またお会いできたら来年・・・」と言って別れたことだった。
確かに、良い年か悪い年かは、全く当てにならない人間のこの私の心が決めるだけのこと。良くも悪くもただ時間は流れて行く。そしてまた、次の年を迎えることができるかどうかもまったく私の夢の外・・・。
そういえば、中島みゆきさんの新しいアルバムにこんな詩があった。”終わらぬことや変わらぬことを 欲で待つから泣きを見る 好きも嫌いも嘘もホントも どうせ私の夢の外”(『一夜草』より)
朝、目が覚めて「嗚呼、今朝も目が覚めた」ということしか許されていないのが、私の生活である。
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